極(エッシェンシャル)アウトプットとは、著者樺沢紫苑(@kabasawa)が送る学生版アウトプット大全です。前作のアウトプット大全はビジネスマン向けの内容でした。

そこで今回は極(エッシェンシャル)アウトプットの感想と合わせて、前作アウトプット大全で何か違いがあるのかどうか検証してみます。

目次

極(エッシェンシャル)アウトプットの概要

全5章で構成されています。

  • アウトプットの定義
  • コミュニケーション下手の対処法
  • 話す
  • 書く
  • 行動する

おすすめの読み方としては、第一章の単語の定義コーナは先に読みましょう。単語の定義が分かっている前提で話が進みます。

その他の部分は章ごとに明確なつながりが確認できなかったので、読む気になれない部分は後回しでも構わないでしょう。

第一章のアウトプットの定義説明ではアウトプットの基本法則4つを定義しています。

  1. 運動性記憶は忘れにくい
  2. 繰り返し使う情報は記憶される
  3. インプットとアウトプットの理想は3:7
  4. フィードバックで自己成長が加速

インプット→アウトプット→フィードバックを怠らずにやりましょうというのが全ての章に共通する結論です。

極(エッシェンシャル)アウトプットの感想

アウトプット大全が発売されたのは2018年8月3日。

この当時は今ほどアウトプットの単語はネット界隈でも見かけませんでしたが、このアウトプット大全をきっかけに色んな人が口酸っぱく言うようになったと思います。

実際グーグルトレンドを見ると徐々にじわじわと検索件数は増えているようです。(グラフ参照)

それでは以下章ごとに感想をまとめました。

第1章 アウトプットってなんだろう

アウトプットとインプットの違いから始め、いろいろ定義されています。

アウトプット大全読破した方ならこの部分は流し見で十分。

インプットとは入力を意味する言葉で、単語のイメージ通り「読む」「聞く」「見る」です。

学生なら授業を受ける、先生や友達の話を聞く、テレビや映画を観る、教科書や本を読むといった行為です。

反対にアウトプットとは「出力」を意味する言葉で、「話す」「書く」「行動する」を意味します。

学生であれば友達と話す、授業の板書をノートに取る、ノートをまとめる、作文を書く、自分の思いや考えを発表する、問題集を解く、テストを受ける、友達と教え合うなどとたくさんありますね。

それでインプットとアウトプットを行って何が得られるのかというと現実世界に影響を与えます。

例えばあるドラマを見た子が、ドラマの感想を友達に話すシチュエーションを思い浮かべてください。

友達もドラマを見ていれば話が盛り上がり、話すことで情報が整理され記憶に強く残ります。

インプットも大事ですがアウトプットして初めて現実に影響が出るとわかったので、インプットよりもアウトプットを大事にしましょうと説いています。

さらに細かくアウトプットの基本法則が書かれていますが割愛。

第2章 コミュニケーション下手は克服できる

コミュニケーション下手の克服方法を書いています。

  1. 人前で話すのが苦手→場数を踏んでいないから。数をこなせ
  2. 悪い予測ばかりして話すことに戸惑う→失敗を考えるより物事のいい点悪い点両方考える
  3. 自身が持てない→大きな成功ではなく小さな成功(プチ成功)をたくさん積み上げる

アウトプットしようと言っているわけですが注意点としては、アウトプットする際は自分の好きなジャンルを小規模で始めましょう。

好きなことなら続きやすく習慣化しやすいからです。補足として以下2点があります。

  1. 学校や家以外の第三の居場所を作る
  2. 人と比べない

学校や家以外の第三の居場所を作ることを推奨しています。

毎日学校と家を往復していて、どちらかあるいは両方で居場所のない状態だったら、全世界から否定されたような絶望を感じてしまうかもしれません。

第三の居場所を作ることによって、自分の居場所を見つけて精神的に救われるかもしれません

プチ成功を納めていく過程で他人と自分を比べてはいけません。

人と比べている限り自信を持てないからです。

比べるなら過去の自分と比べましょう。

そうすれば少しは成長している部分を見つけられますし、自分をほめることもできます。

第3章 話す

「話す」アウトプットは難しいです。試しに視聴したアニメ1話分を人に伝えてみるといいでしょう。

私はオタクなのでアニメをよく見るのですが、アニメを見ない人に作品概要を説明したら「よく分からない」と言われました。

自己紹介の攻略方法

第3章ではまず自己紹介の攻略方法について説いています。自己紹介を成功させるポイントは5つ。

  1. 他者と差別化できるポイントを盛り込む
  2. 数字を盛り込む
  3. 練習する
  4. 大きな声でハッキリ話す
  5. 笑顔で話す

嘘をつく必要はありませんが、自分を有利に見せるにはうそにならない程度に話を盛るといいでしょう。

具体的な数値を掲げるとすごいと思われ印象に残りやすいです。

テクニックだけ備えても意味がりませんのでカンペを作ったら声に出してもいいし黙読だけでもいいので何度も練習しましょう。

本番は笑顔を作り大きな声でハッキリ話せばOKです。

メモを活用する

人前で話す時にはカンペを事前に用意しましょう。

カンペには自分の言いたい内容を書いておけば、いざ頭が真っ白になった時に確認することができ落ち着きを取り戻せるのです。

メモは発言する以外にも記録に残す意味でも使われます。

人間は3つのことを言おうとするとパニックになる傾向があるようで、それが緊張して言葉を発せない状態につながるのです。

ですから何か思いついたときは、すぐにメモを書くことが大事です。そうすると脳の情報処理が追いつき、パニックを軽減できます。

予行練習をする

セミナーなど長時間しゃべる場合は、原稿を書いたらそれを読みながら話す練習が必要です。

短いものなら予行練習中に覚えられるかもしれません。

特に重要なセミナーの場合は可能な限り家族や友人などを観客と見立てながら予行練習を行うといいでしょう。

観客役には良い点悪い点両方指摘してもらい、さらに練習を重ねます。

フィードバックをもらい、さらに完成度を高めるため練習を重ねていけば自信が持てるようになります。

本章では元アナウンサーの丸川珠代さんの例が紹介されていました。

彼女はアナウンサー時代、ビートたけしのTVタックルで次のコーナーに場面が変わる間の15秒間を埋めるよう任されていたそうです。

経った15秒の間を埋めるのに、彼女は本番10分前にスタジオへ入り、隅っこで15秒間のフレーズを何度も練習していたとのこと。

たった15秒ですら照っていた練習をするのですから、プロは違うなと気づきました。

この例を受けて著者の樺沢氏はプロ意識について語っています。

見えないところで圧倒的に練習し、「できる」のは当然で「さらに上手くできる」ように、練習や準備に手を抜かない。それが本当のプロです。

位置No.712/2186 「極アウトプット」

樺沢先生もセミナー用の資料を作ったら頭の中でリハーサルを行い、ここはこう話すと決めているそうです。準備を怠りません。

それでは一般人はどうでしょう。一般人は資料作成に時間がかかりすぎて練習にまで行き着ないことが多いです。

自信がない人ほど予行練習に力を入れましょう。

緊張はチャンス

緊張すると頭が真っ白になりまともにしゃべれなかった経験をした人はいると思います。

緊張してもいいことがなさそうに見えますがそうでもないと伝えています。

緊張すると脳内にノルアドレナリンが分泌され脳が活性化・集中できる状態になり、適度な緊張は高パフォーマンスを発揮できるのです。

緊張はチャンスだと言われても緊張しすぎて動けなくなってしまったら意味がありません。

体が動けなくなってしまったら「姿勢」「笑顔」「アイコンタクト」の3つを意識するといいでしょう。

特に姿勢が大切で、姿勢を正すことで感情を制御するセロトニンという脳内物質が分泌され次第に落ち着きを取り戻せるそうです。

笑顔もセロトニンとドーパミン、エンドルフィンといった脳の交感神経を活性化させる効果がありますのでぜひ実践してみましょう。

緊張をほぐす他の要因として、観客席に目を向ける方法があります。自分を観察するよりも観客である他人を観察する方が緊張が消えます。

最後のアドバイスは、原稿を一語一句そのまま伝える必要はありません。キーワードになる部分を強い仮伝えましょう。

ノルアドレナリンを簡単に言えば、脳を活性化する効果があります。

具体的にはノルアドレナリンが交感神経の情報伝達物質として放出されると、交感神経の活動が高まります。

その結果、血圧や心拍数が上がり、体を活動に適した状態(高パフォーマンス)にしてくれます。

参考:ノルアドレナリン / ノルエピネフリン(のるあどれなりん / のるえぴねふりん)

面接はQ&Aで乗り切る

面接を乗り切るコツは、面接で聞かれそうな質問に対して回答をまとめておくことです。

最低でも10問、よくある質問として30問、大切な面接に対しては100問をQ&A集を作っておくと万全です。

著者樺沢氏はこの法則を「10・30・100の法則」と命名しています。

そして必ず紙に書いて、声に出して練習しましょう。感覚的に練習の時点で100%の出来なら本番で80~90%の成果が出るそうです。

本番で100%の出来にしたいのなら、練習の時点で120%の出来に強いましょう。

言語的/非言語的コミュニケーションの両方で

言語的/非言語的コミュニケーションはどちらもコミュニケーションには欠かせません。具体的には以下の通りです。

  • 言語的コミュニケーションとは「言葉の内容意味」「文字情報」
  • 非言語的コミュニケーションとは言葉以外のコミュニケーション。人が醸し出す態度全てのこと。

非言語的コミュニケーションの例を挙げると話し方、口調、ジェスチャー、しぐさ、表情、姿勢などが挙げられます。

相手の顔色をうかがって態度に出さないとわからないままです。

また相手からしても言葉や態度で示してくれないと、何を考えているのかわからずコミュニケーションが取りづらいです。

「ポジティブ」に話すとうまくいく

大人数だけでなく少人数でしゃべる場合もポジティブに話すことを意識しましょう。

ノースカロライナ大学の研究チームが行った職場におけるポジティブとネガティブの比率を調べました。

その結果普段からポジティブな言葉が多いチームは、ネガティブの言葉が多いチームよりも職場の雰囲気がいいのはもちろん成績もよかったそうです。

ポジティブな言葉が多いチームではポジティブ:ネガティブ=3:1の比率と結果が出ました。

この結果から、私たちの間でもポジティブな言葉はネガティブな言葉の3倍以上は言うと雰囲気も成績もよくなるでしょう

悪口は言わない

悪口を言うということはアウトプットしていることです。

「話す」という行為は行動的記憶なので記憶に定着しやすいです。

結果、悪口を言うと自分自身の脳と健康にダメージを与えるため良いことがありません。

どうしても悪口を言いたい場合は1度吐き出したらそれで終わりにしましょう。

不安は「大丈夫!」でカバー

人は自己肯定感を高めると自信が持てると言われています。

その手法の一つに今の自分をこと、と説いています。

ハーバード大学の教授が不安に関する研究のためとある実験をしました。

内容は数学の問題を解いてもらう前にあるグループにはポジティブな言葉を、もう片方のグループにはネガティブな言葉を発するようにしました。

するとネガティブを発したグループよりもポジティブを発したグループの方が、8%も数学の問題を解けたと言われています。

この実験の成果から、人間はポジティブな言葉を発するだけで成績やスポーツの結果がうまくいくことがわかりました。

こんな簡単なことで成績が上がるのなら楽なことはありませんね。

「打ち明ける」効果

悩みを解決するには2通りあります。

  • 自力で解決する
  • 悩みを打ち明けて別の対策を取る

自力で解決しない場合、他人へ相談する必要があるのですが、深刻な場合は中々話し出しにくいものがあります。

最悪なパターンは誰にも頼らないでいたら再起不能になってしまったパターン。

周りも心配しますし、なにより自分に対してストレスが溜まるので極力避けましょう。

それよりもさっさと打ち明けて解決策を探す方が効率がいいですよね。

打ち明けることによって得られるメリットは

  • ガス抜きになる
  • 順序立てて打ち明けることにより、自分の中の問題が整理されていく
  • 次第に解決策を見出すことができる

打ち明けることにより得られるメリットを知れば、あなたもそんなに悩まなくて済みます。

「本音を語る」と人間関係は深まる

日本人には「人に弱さを見せる=恥」と思う人がいます。

しかし本音や弱さを見せることによって、人間関係が深まります

心理学でよく話題になる「自己開示の返報性」という概念があります。

自分から自己開示をすれば相手も心を開いてくれるのです。

専門家に相談する

日本には相談するという習慣があまり根付いていません。

悩みを1人で抱えていても解決しないので、適度に悩んだらさっさと誰が専門家に頼みましょう。

「ありがとう」は魔法の言葉

「ありがとう」と感謝を伝えると幸福物質と呼ばれるドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィンなどが脳内に分泌されます。

アメリカのイリオイ大学の研究によれば感謝やポジティブな感情が多い人ほど9年以上長生きすることがわかっています。

さらに長生きする機能は、「ありがとう」と言われた方にも効果が発揮されると言われています。

自分も相手も幸せになれるのなら、感謝をしない理由はありません。

自分を成長させる「ごめんなさい」の言い方

大抵の場合、どちらか100%が悪いわけではありません。

自分が悪いと思った点を謝るといいでしょう。

自分の悪い点だけ謝るならハードルは高くありません。

謝ることで得られるものはなんでしょうか。一つは人間関係を回復させること、もう一つは自分自身のフィードバックです。

失敗してしまった原因を突き止めて次に活かしましょう。

そうすることで感情と事実を切り分けるトレーニングにもなります

フィードバックをする時は良かったことも合わせて行いましょう。

フィードバックをすることで、失敗を経験に変えられます。

フィードバックの基本的な方法を示しています。

  • 悪かった点を3つ書き出す
  • 良かった点を3つ書き出す
  • 今後するべきこと、修正点、改善点を3つ書き出す

なぜ3つなのかというと、作者の好きな3点絞り出し作戦でもあり、人間はいくつも覚えていられないという習性もあります。

第4章 書く

書くと覚えるメカニズム

書くとなぜ覚えるのでしょうか。それは書くことで脳内でにある「脳幹網様体賦活系(RAS)」が刺激され、集中力が増し脳が活性化します。

結果的に記憶力が冴え、学習能力が上がります。

本書では脳幹網様体賦活系(RAS)を「注意の司令塔」と呼ばれています。的確に命令されるから動けるのです。

書くスキルは廃れない。早い時期から身につけよう

SNSが繁盛しリアルで会える機会が減っている今、書くスキルはますます重要性を増します。

今は動画で情報を伝えることが多いですが、動画の原稿の元は文章です。

書くスキルを子供の頃から教えてくれればいいのですが、今のご時世後回しにされがちな分野です。

そして書くスキルというのはそう簡単に身につきません。

必要だと思うのなら早い時期から書く学習に手を出しましょう。

手書きは運動性記憶なので身に付きやすい

書くといっても、手書きはパソコンでポチポチ打つよりも記憶力向上に役立つと言われています。

なぜなら書くとは運動性記憶と呼ばれるものです。運動性記憶は記憶に残りやすいと言われています。

運動性記憶の他の例としては自転車。一度身につけてしまえば、長期間乗らなかったとしても乗れなくなるものではありません。

体験したたらアウトプット

体験するというのはインプット。インプットしたらアウトプットしましょうとよく言われる意味は、書き出す行為によって、脳内にある記憶を整理できるから。

つまりアウトプットの練習になるからです。

一番やりやすいのは映画でもなんでもいいから観たら感想をアウトプットすることです。

紙に書き出す時は誰にも見せる必要はありません。

丁寧に書かなくていいので、要点や単語を箇条書きにするといいでしょう。

書く行為は「考える力」が身につく

書く行為によって、考えを言語化できるスキルが身につきます。

言語化するスキルを手に入れると、頭の中でごちゃごちゃしていた経緯や状況が順序立てて考えられるようになり、分析力や思考力が向上、そして順序立てて考える力が身に付きます

学生が感想文を書く場合、SNSの反応を見ることに抵抗がある人は、無理してネット上へ上げる必要はありません。

その代わりオフラインで感想文を書いてみましょう。原稿用紙は1枚につき400文字あります。

例えば本日1冊の感想文をいきなり400文字で書くことが難しいなら、まずは半分の200文字でやってみましょう。

慣れてきたら400文字で書いて、最終的に800文字書ければアウトプットの量はまずまずです。

感想を書く時は何が面白かったのか、どうして悲しいと思ったのかを具体的に書くといいでしょう。

本書では鬼滅の刃を例にしていたので、試しに私も鬼滅の刃の感想を簡単に示してみます。

【アニメ25話「新たなる旅立ち」について】

アニメ鬼滅の刃1期最終話「新たなる旅たち」は主に3パート分かれています。

  • 炭治郎たちの怪我が回復して新たな任務を言い渡される
  • 無惨が下弦の鬼たちに難癖付けて始末する(俗にいうパワハラ会議)
  • 煉獄杏寿郎が先に乗り込んだ無限列車停車駅へ向かう

以上の3パートです。

平和の象徴である蝶屋敷シーンが終わり、無惨の台詞によってこれからの戦いが
激化すると予想され、

無限列車と言う新たな敵陣へ踏み込む炭治郎たちの緊張感がこちらにも伝わってきます。
不安とワクワクが止まらない回でした。

これで264文字。ツイートだと1.5ツイート程度です。

こうなると短文アウトプットにはツイートが適しているんだなあと実感します。

効率的に文章を書くコツは2つある

  1. 書く材料を集める
  2. 構成を決めてから書く

学生の場合書く材料は友達との話し合いが適しています。ある事柄について洗い出をしましょう。

その間は必要な部分はメモを残し、録音しておけば後で確認することができます。

文章構成の基本パターンはいくつかありますが、以下3つがメジャーです。

まずはこの3つをマスターしてから他に手を出しましょう。

  1. 序論→本論→結論
  2. 結論→その根拠や理由→まとめ
  3. 起承転結

webの記事だと2つ目「結論→その根拠や理由→まとめ」がよく使われます。

ネットの記事は斜め読みが主流なのでしかたありません。

1つ目は論文、3つ目は小説でよく見かける型ですね。

樺沢式読書感想文テンプレート

上記の3つの型以上に簡易的なテンプレートを提示しています。流れとしてはビフォー→アフター→気づきです。

  • ビフォー(Before) この本を読む前の私は〜でした
  • 気づき(After) この本を読むことで〜を知りました。
  • TODO これから◯◯をしてみようと思います

以上が樺沢式読書感想文の型です。

やってみた感想としては、簡単に見えてもやってみると意外と難しいということ。

極アウトプットの読書感想文を上記テンプレートを使って書くと、わたしならこうなります。

  • ビフォー アウトプット大全は読んでいたので、極アウトプットには目新しい内容はなさそうだ
  • 気づき 学生向けのアウトプットということで成績が上がりそうなネタを盛り込んでいることに気付いた
  • 勉強嫌いなわたしにも通じる部分はあったので使えるところは利用させてもらおう

以上です。これらを深掘りしていけば長ったらしい読書感想文が出来上がります。

一つ注意点があり、あくまでも自分の気付きを書きだすのが目的なので、引用ばかりして文字を埋めるのは意味がありません。引用にはオリジナリティはないからです。

アウトプット前提のインプットをしよう

読書をするメリットは自己成長する効果がたくさんあります。例えば以下のような効果があります。

  • あるジャンルのある一手の知識を一気に入手できる
  • 読解力がアップする
  • 問題解決ができる
  • 視野が広がる
  • 自己洞察力がアップする

感想を書くことを前提とした読書をすると、さらに精度の高い感想文を書こうという意識になるため、結果的に普通に読むよりも多くの情報を読み取ることができます

文章を書くとわかると思いますが、文章を書くことよりも情報集めの方により時間がかかります。

3行ポジティブ日記のすゝめ

読書感想文はいきなりやりにくいと思う方は3行ポジティブ日記をやってみるといいでしょう。

今日起きた3つのいいことを書きだすアウトプットです。

注意することは、ネガティブな話をどうしても言いたい場合、最初に1回だけ吐き出しそれ以降は言わないルールを設けることです。

終わりにネガティブなネタを持ってくると記憶に残りやすいのでNGです。

実際私もやったことがありますが、大抵「ご飯がおいしい」「仕事をよくやった」「作業が終わった」と似たような結果になり、つまらなすぎて辞めっちゃいました。

継続している人を見たければ、Twitterで「#3行ポジティブ日記」のハッシュタグを辿れば確認できます。

まとめノートを書く

学生さんなら黒板を丸ごとノートに写すことが多いでしょう。

さらに+アルファしてまとめノートをつくと成績アップにつながります。

具体的にどういった内容になるのかというといくつか手順があるので確認しましょう。

  1. 教科書の内容や先生の板書から大事な部分を要約
  2. 同時に過去に出題された問題もまとめていく
  3. 問題集を解いている時間違えた部分もまとめていく
  4. 一度作って終わりではなく定期試験や模擬試験の度に不十分な点を追記
  5. 完全版ノートの完成

どこもかしこもアンダーラインを引く必要はなく、重要な部分にだけ線を引くとわかりやすいです。

聞いているよりもビジュアルで確認した方が6倍以上記憶に残りやすい研究データがあるので、自分で図式や表を作成すると更に効果が期待できるのです。

このノートを試験中に見たら、100点取れるくらいの出来栄えを目指して作ると、より情報を整理できます。

最近の記憶研究によると、記憶は「理解」→「整理」→「記憶」→「反復」という4つの過程を経て定着すると判明しました。

記憶を整理することは、記憶を定着させる効果があるので積極的に行いましょう。

第5章 行動する

人間も動物。本来は縄張り意識が強いです。

縄張りとは快適領域(コンフォートゾーン)を意味しますが、快適領域にいるだけでは自己成長しません。

自己成長したいのなら快適領域から抜け出し行動する必要があるのです。

以降効率の良い行動についてピックアップします。

「チョイ難」に挑戦する

人間には快適領域(コンフォートゾーン)、学習領域(ランニングゾーン)、危険領域(デンジャラスゾーン)があります。

学習領域がチョイ難に該当し、チョイ難とは頑張ればできることを意味しており、軽いストレスを受けつつも楽しめる領域です。

チョイ難をクリアしていくことで、自分のできる範囲を増やし、結果的に大きな目標へ辿り着きます

一方で危険領域とは、難易度が高い領域のことです。

いきなり挑戦するとワクワク感よりも恐怖を感じて先に進めません。

成功した時のイメージを作り逆算する

例えば好きな子とデートしている場面を想像します。ワクワク感が止まりません。

この間は興奮作用のあるドーパミンが分泌しています。

妄想でもいいので成功パターンを予想します。その後どうしたら成功するのか逆算しましょう。

この手法は失敗前提なので、失敗したらどうしようと悩んでいる暇はありません。

ポジティブな思考に切り替える必要があります。

自己評価する時は数値化してごまかさない

物事を白黒で決めていると思考が偏ります。この思考を本書では「ゼロヒャク思考」と呼びます。

ゼロヒャク思考の場合、成功した時はよくても失敗した時中々立ち上がれません。

ストレスを溜めがちなのはゼロヒャク思考の持ち主です。

対処法は0から100へ行くのではなく、20、30、40…とグレーゾーンを設けること。

段階的に目標を上げることにより、成功や失敗のほか、徐々にうまくいっている状態に気づき、ストレスを軽減につながります。

フィードバックとは失敗を成功変える魔法

フィードバックとは失敗を経験に変える作業です。

フィードバックをしないと何をすべきだったのか、何が反省点なのか気付きません。

失敗を経験に変え、トライ&エラーを繰り返した先に最適解が存在します。

フィードバックはいい最適解の他に、レジリエンスを入手できます。

レジリエンスとは多少の失敗を受け流すことです。直訳では立ち直る力、回復力ですね。

バネのように伸び切っても元に戻るようなイメージです。

正しい情報を集める

人生は自分で決めるものですが、情報を正しく集めていないと決断に迷いが生じたり、失敗します。

情報を正しく集めるには以下の方法があります。

たとえばあるジャンルの本を読む場合、1冊だけ読むのではなく3冊は読むこと。

類似内容はあるでしょうが、意見の割れる箇所もあるはずです。

自分の都合の良い情報だけ集めないように心がけましょう。

自分の都合の良い情報だけ集め、自分にとって不利な物は排除することを「確証バイアス」と呼んでいます。心理学の用語です。

正しい選択は正しい情報集めから正しくしないと間違った選択をしてしまいますのでご注意ください。

後悔しない決断力とはファーストチェス理論に通じる

正しい情報を得て次に行う行為は決断です。

正しい決断を本書では以下のように説明しています。

  • 最初に思いついた方を選ぶ
  • ワクワクする方を選ぶ
  • 5秒で決める

決断にじかんをかけても時間をかけてもあまり意味がないことは、ファーストチェス理論で証明されています。

ファーストチェス理論とは5秒で決めた次の一手も、30分かけて決めた次の一手も変わらない確率が85%であることを証明しています。

なぜ最初の決断がいいのでしょう。それは最初に出た決断が本性で、後から出た結論は言い訳や正論、打算を含んだ理性であるからです。

後悔しないコツはこの決断をしないと後悔するかどうかを想像することです。

想像力をフル活用すればおのずと予想はできるはずです。

最高のアウトプット法は人に教えること

なぜ人に教えることは最高のアウトプットなのでしょうか。

それは人に教えることがインプット、アウトプット、フィードバックを全て含んだ行為だからです。

例えば勉強は1人でやっていると段々気が滅入ってきます。

そこで友達と一緒にやり、お互いわからない点を教え合うようになると、友達からは感謝され気分がいいですね。

それは脳に幸福物資ドーパミンが分泌され脳のパフォーマンスがよくなるからです。

そして友達の状況を見て自分の進捗を確認できるので、次はどうすればいいのかの目処がつきます。

継続は力なりは本当だった

継続は行動の一つですが、大抵の人は継続が苦手です。

本書では継続するコツをいくつか説明しているのでまとめてみました。

  • 今やることだけに集中する
  • 目標を細分化する
  • 結果を記録する
  • 楽しみながら続ける

3日坊主という言葉がありますが、それなら最低3日間は試してみましょう。毎日試すと飽きるのなら何日かは休み、また行えばOKです。

目標を細分化することで続けやすくなります。ちょい難を目標とし、自分が少し頑張ればできそうな目標を立てると脳内にドーパミンが分泌され、モチベーションが上がって継続しやすいです。

数字を残しておくと微弱なものから大きなものまで変化を可視化できます。数字の変化を見て「自分はレベルアップしている」と気づけばドーパミンが分泌され、継続しやすくなります。

苦しいことや辛いことを続けているとストレスホルモンの一つ「コルチゾール」が分泌されます。

コルチゾールが分泌されると意欲を低下させやめたくなります。ダイエットを例にすると、走るのが嫌いなのにランニングマシーンに乗っていても楽しめません。

コルチゾールが分泌されると意欲を低下させやめたくなります。ダイエットを例にすると、走るのが嫌いなのにランニングマシーンに乗っていても楽しめません。

自分に適した運動に取り組めば、長続きします。

楽しく勉強するためには得意教科を強化する

自己成長をさせる方法は「短所克服」「長所伸展」の2パターンがあります。

長所伸展とは得意なものを伸ばすこと、逆に短所克服は苦手な物を克服すること。

苦手な分野も含めて勉強する場合、まずは成功できそうな分野をクリアして自信を持つことが大事です。「頑張れば成果が出ること」を経験するのです。

反対に苦手克服をする場合、苦手な範囲でもある一点を完璧にこなしましょう。苦手な範囲を一つでもこなすとプチ成功となって自信がつきます。

もう一つの方法は苦手分野を先に終わらせることです。

脳は使えば使うほどパフォーマンスが落ちるので、脳が元気な間に苦手な範囲を終わらせましょう。そうすれば、だらだらこなすよりもはかどります。

さっさと苦手部分を終わらせて好きな分野を勉強すると楽しいと感じ、自然と勉強時間は増え成績は向上します。楽しいと思うだけで記憶力が高まるのです。

友達を作るときは自分を中心としたグループを作る

友達がいないと寂しいと思う人は一定数います。寂しいと感じるのなら自分で行動して友達を増やしましょう。

友達は上下関係ではありません。自分には向いていないグループがあるのなら、無理せず自分に合った人を探しましょう。似た者同士は友達にできる確率が高いです。

「自己開示の返報性」という言葉がある通り、自分から情報を開示していくことで相手も徐々に気を許してくれて信頼関係を結べます。

人に気に入られようと思うと人からの感情に敏感になっても解決は難しいです。なぜなら他人の感情は他人のものであり、自分がコントロールできるものではないからです。

ポジティブな言葉を多く使うことで人間関係は深まり、他人への印象は変わります。

変えるなら人間関係であり、人から嫌われないようにおびえるよりは、人に好かれてもらうにはどうしたらいいかという点に着目すると人間関係が好転します。

人に好かれてもらうには主に2点を注目しましょう。

  • 自分の長所をアピールする
  • 人に喜ばれることをする

出会った人間すべてに好かれることはありませんので、とても親しい人間を数人作るといいでしょう。

「友達100人できるかな」というコミュ障を奈落の底へ陥れる歌がありますが、友達100人もいたら対応に追われてやつれてしまいます。

良好な人間関係を築いている時、脳内ではオキシトシンという幸福を感じる成分が分泌され、分泌している間は愛情に基づく幸福感を得られます。

人間関係を新たに構築するのは勇気がいることです。自分から行動して良好な人間関係を作り、幸せを感じましょう。

SNSの上手な付き合い方はリアルを大事にすること

多くの方がなにかしらSNSに触れている時代ですので短くまとめます。

  • 相手を縛らない→他人を縛ることは他人の時間を奪ことである
  • 長時間利用をしない→長時間利用幸福度と学力が落ちる
  • 悪口・誹謗中傷・ネガティブ投稿はするべきではない→悪い方向に反応されやすい

SNSもリアル延長線上ですので、ポジティブな空間作りをめざすとSNSも幸せに満ちた世界になります。

さいごに

日本の未来は暗いなどとニュースでは言われていますが、それは何もしないままであると暗いという意味です。

アウトプットの重要性を理解できた人は、アウトプットこそが生きる力となるとわかっているからです。

多くの未来予想は富裕層と貧困層に二極化です。変化が激しい時代にアウトプットは必須です。今からでもアウトプットを習慣化して幸福になりましょう。

前作アウトプット大全との違い

オンライン化により短時間でコミュニケーションを取れる人が重宝される

第一章で定義づけが終わった後、オンライン授業などで利用するオンラインのコミュニケーションについて記述があります。

オンラインでの授業が増えたということは、それだけ現実で会って話す機会が減っていることを意味します。

だからといって今後リアルなコミュニケーションは減るわけではなく、より重要度が増すと結論付けています。

いくらオンラインの環境が整ったとはいえ、人のコミュニケーション能力が向上したわけではないのです。

普段の何気ない雑談が私たちのコミュニケーションを円滑するので、この気軽な雑談がリアルで取れない現状は、コミュニケーションが取りにくいことを意味します。

よってオンライン化が進めば進むほど、短時間でもうまくコミュニケーションを取れる人が重宝されるのです。

樺沢紫苑先生の初めてのアウトプットとは

第2章で先生が行った初めてのアウトプットについて書かれています。ネットでのアウトプットは地元のスープ店サイトだったと思いますが、小学生6年生の時に初めてアウトプットをしたと書かれています。

そのアウトプットとはテレビを録画するカセットレコーダーの文字起こし。当時月曜ロードショーで司会を務めていた荻昌弘さんのテレビ解説を毎回録音して一字一句文字起こしをしていたようです。

恐ろしい小学生ですね。文字起こしって私もWebライターで仕事をするようになってから何回か行いましたが結構しんどくて地味な作業です。

これを小学生が一字一句やっていたとは、先生は元々頭の構造が一般人と異なっていたのかもしれませんね。

まとめ

全ての項目をまとめるということがとてつもなく面倒くさいことが理解できました。

アウトプットとは苦痛ではありますが、慣れていけばきっと自分にとって生きる力になると私も思います。

まあ正直、アウトプット大全と似たような話題が続いて、読んでいくうちに眠くなりました。

それでもアウトプット大全のいい復習になったので、読了してよかったと思います。

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