ランサーズでしばらくの間エンタメ系の依頼を受けていたのですが受けていくうちに違和感が生まれました。
作業内容は指定された作品のネタバレ記事を作成すること。
作品ファンからしたら誰得と思うわけです。なんで原作読まないの?と。
そんないちオタクから見たエンタメ系記事のうち、ネタバレ記事やネタバレ記事をを 求める人たちについて語ります。
目次
ネタバレ記事によって得をする人
- アニメ化決定している原作の全体像を確認したい人
- 原作読破済で感想やネタバレを見てさらに理解を深めたい人
どちらの立場にもなったことがあるのでわかります。単純に需要があるんですよね。
なるべく多くの方と楽しみを共有したい気持ちは私もわかりますしお手伝いしたいと願っています。
ネタバレ記事によって損をする人
- ネタバレ記事で満足してしまった場合、原作を手に取るチャンスを逃した作者や出版社
- 原作を販売している販売店
- 現在ファンで制作者の発展を望む者(信者)
ただしネタバレで損をする人がいることも考えなければなりません。
まず原作者や出版社、販売店の方々の努力が泡になって消える可能性があること。
ネタバレ記事で満足してしまって原作を手に取らない可能性があります。本末転倒ですね。
ネタバレするにもネタバレしてもさして影響のないジャンルがあります。
例えば日常系のようにダラダラ続く作品はある程度ネタバレしても問題ないと私は考えます。
しかしミステリー系のように犯人に関する情報をネタバレしてしまうと面白さが半減してしまうので注意です。
最後の信者については「制作者のモチベーションをなるべく下げたくないな」といういちオタクの願いです。
ネタバレ記事作成時の所感
ランサーズで漫画のネタバレ記事作成をいくつか受け持ったのでその時の所感を語ります。
昔と違って今は漫画アプリがあり無料期間を狙って読んでもらう形が多いです。
納品内容は
- 1巻ごとの感想
- 前巻までのあらすじ
- 登場キャラクターの紹介
- 画像提供
で1セットです。
ネタバレ記事作成の依頼を受けて不安に思ったのは作中の画像提供を求められること。
漫画アプリは目次と表紙くらいならスクショは許容されているところが多いです。
しかし漫画そのものはスクショすると1回目に警告が、2回目以降に利用不可になる可能性があります。

作業中、警告メッセージが出るたび怖かったです。
警告文を見るたび申し訳なさを感じて精神的に疲れました。
以降この手の依頼を受ける予定はありません。今関わっている分でおしまいです。
というか普通に著作権違反ですよねー…(クライアントさん大丈夫?と心配になる…)
たまともは得する人?損する人?
私はよほど必要にならない限り興味のない分野は手に取りません。
よって好きなジャンル・作品しか追いません。
ですからオタク活動もコンパクトで省エネ生活ですし、ネタバレ記事を書くことはあっても読んで終わりの側ではありません。
ネタバレ記事で損をする側ではありませんね。作者には物理的に貢献したいです。オタクなので。
ネタバレ記事に関するまとめ
ネタバレ記事は本来収益を得られる立場の人のことを思いながら書くべきという決断に至りました。
ネタバレ記事については著作権者が著作権侵害と判断・申告すれば成り立つ可能性はあります。
まあネタバレ記事あってもなくても楽しい作品は次第と話題になると思いますけどね…そうあって欲しいです。